【ネタバレあり】ミステリという勿れの魅力・感想
こんばんは、ろこんです。
最近買った漫画の中で最もおすすめなのが『ミステリという勿れ』!
「このマンガがすごい!2019」の2位を獲得しており、名探偵コナンの作者”青山剛昌”も注目している漫画として最近人気を上げてきている作品です。
今回はそんな『ミステリという勿れ』の魅力と感想についてです。
目時
ミステリという勿れとは?
☆久能 整(くのう ととのう)
本作品の主人公はごく普通の大学生です。
クルクルの天然パーマでカレーを作るのが趣味。
ある事件の容疑者にされ、刑事との雑談や情報から推理し事件を解決に導きます。
洞察力と記憶力が人並み以上に優れている為に、人の本質を見抜き相手を怒らせることもあるが本人は自覚がないようです・・・。
★あらすじ
とある冬の日、近くの公園で殺人事件が起こり整が参考人として警察署に連れて行かれて取り調べを受ける事になります。
次々と出てくる証拠や情報に整は、分析し読み解き解決に導いていく訳ですが・・・
ついでに周りの人の悩みもいつの間にか解決していくのです!
それ以降いろんな事件に巻き込まれていくのですが、本人は至って普通の大学生と思っています。
そんなに事件に巻き込まれる大学生は普通ではありません!(笑)
ミステリという勿れの魅力その①主人公の価値観
主人公:久能 整は独特な主観を持っています。
”なぜ人を殺してはいけないか”という犯人の問いに整はこう答えます。
「殺してはいけないってことはないんです。いけなくはないんだけど、ただ、
秩序のある平和で安定した社会を作るために便宜上そうなっているだけです。
今は殺しちゃいけないってことになってますけど、
ひとたび戦時下となれば、いきなりOKになるんですよ。
それどころか、たくさん殺した方が誉められるって状況になる。
そんな二枚舌で語られるような、適当な話なんですよ。」や、
取り調べ中、刑事に「真実はひとつだ!」と言われた時に答えた言葉
「真実はひとつじゃない人の数あるんですよ。」など、
挙げるとキリがないくらい哲学的な言葉を残しています。
なかなか考えさせられるものがあります・・・。
ミステリという勿れの魅力その②濃いキャラクター達
個性豊かな登場人物は一癖も二癖もある人たちばかりで一筋縄ではいかないのです・・・。
しかし!その上をいく整が優れた洞察力と知識でしゃべりまくりますよ(笑)
最初は反発していた人達も整の言葉に耳を傾け、自分自身と向き合い癒されていきます。
特に注目なキャラは犬堂 ガロ(いぬどう がろ)。
友達や彼女がいない整が「友達になりたい」と思った相手です。
冷静沈着で整を助け、理解し信頼を築いていくのですが犯人と言う結末やその後に巻き込まれる事件にも幾度となく登場します。
ミステリという勿れの魅力その③豆知識が面白い!
例えば「身体の柄が同じに出来ないから猫はクローンでは作れない。」や「絵画のドガーが印象派と言われるが印象派の名前の由来」等々、諸説はありますが所々に書いてあるので本編とは別で読むのも面白いですよ。
”ミステリ”と作品名に付いていますが本格的な”ミステリ”というわけではなく、整の言葉や常識を覆すストーリー。
そして少女漫画ですが、らしくない感じもとても新鮮で読み応えがあります。
ミステリという勿れ感想
『ミステリという勿れ』はとにかく文字数が多いです!(笑)
そのため他の漫画よりも読むのに時間がかかります。
漫画ですが小説を読んだ気分にもなれるという得した気分になれる作品です。
それほど読み応えがあるとも取れますね!雑学や豆知識も増えますよ(笑)
一度手に取ってみてはいかがでしょう?